回復期リハビリテーション病棟は2000年に新しく設置されて以来、現在全国にはおよそ1,800病棟が存在しています。しかし同じ回復期リハビリテーション病棟であっても、リハビリスタッフの在籍数や、リハビリ実施時間、実施方法、病院としての方針などはそれぞれであり、全ての回復期リハビリテーション病棟が高いリハビリ効果をあげているというわけではありません。これに対して、2016年厚労省は、より質の高いリハビリを提供している回復期リハビリテーション病棟を評価する方法として「実績指数」というものが用いられることになりました。
実績指数とは、「入院から退院に至るまでの間にどれだけADLが改善したか」という点と、「在院日数が何日なのか」という点に着目し、これらを規定の式に入れることで算出されます。