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体成分分析装置「InBody」

InBodyとは

InBodyは、体組成を正確に測定するための最新鋭の体成分分析装置です。体重以上の情報を提供し、筋肉量、体脂肪、むくみなど、体の健康状態を多角的に評価できます。InBodyを使うことで、単なる体重測定だけでは得られない体内の詳細なデータを把握することが可能です。

測定技術:生体インピーダンス法(BIA法)

InBodyは生体インピーダンス測定法(BIA法)に基づいており、体を右腕、左腕、体幹、右脚、左脚に分けて測定します。これにより、体型にかかわらず、同じ精度で体成分を分析できます。両手・両足首に電極を流し、身体の各部位ごとに異なる電気抵抗を測定することで、体組成を細かく評価し ます。

InBodyの測定項目

筋肉量と基礎代謝量

筋肉は体を動かすエンジンであり、日常生活を支える重要な要素です。筋肉量が多いほど基礎代謝量が高くなり、効率よくカロリーを消費できます。年齢とともに筋肉量は減少しがちですが、適切な運動で維持することが可能です。InBodyでの測定を通じて、現在の筋肉量を把握し、基礎代謝を向上させるための指針とすることができます。

体脂肪量と体型分析

体組成のバランス(筋肉と脂肪の割合)を分析し、標準型や肥満型などの体型の指標として役立ちます。適切な体脂肪率を知ることで、生活習慣の改善や目指す健康的な体型づくりの参考になります。

むくみの評価:細胞外水分比(ECW/TBW)

InBodyではむくみの指標として「細胞外水分比(ECW/TBW)」を用います。この数値が基準範囲を超えると、むくみがあると推測されます。健康な体では細胞内水分と細胞外水分の比率が62:38であり、細胞外水分が多い場合は余分な水分が蓄積し、むくみの原因となることがわかります。

サルコペニアの判定

InBodyでは、高齢化社会において注目されるサルコペニア(加齢による筋肉量の低下)の判定も可能です。サルコペニアは、筋力低下や運動機能の低下を引き起こし、生活の質に大きな影響を与えます。
InBodyによる簡便な測定でサルコペニアのリスクを把握し、必要に応じて予防や改善のためのリハビリや運動指導につなげることができます。

InBodyの利点

InBodyは、簡便に検査ができ、体についての理解を深めるためのツールです。通常の体重計や体脂肪計ではわからない詳細な体成分のデータを提供し、健康増進やリハビリの指標として役立ちます。
当院では、患者様の健康管理やリハビリの成果を見える化するため、積極的にInBodyを活用しています。

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