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装具の充実

装具とは

現在、日本における脳卒中の発生率は4.3人に1人とされ、特に高齢化社会においては脳卒中患者様の割合が高くなっています。脳卒中の後遺症として、身体に麻痺が生じるケースも多く見られます。
当院では、脳卒中をはじめとするさまざまな症状に対応し、患者様の身体機能回復や退院後の生活を見据えた装具を用いたリハビリテーションを提供しています。

当院で提供する装具の例

長下肢装具

長下肢装具は、足全体を覆う装具で、特に重度の麻痺が生じた患者様に用いられます。立つ・歩くといった基礎的な動作をサポートし、日常生活への復帰を目指します。この装具を装着することで、身体と精神の安定感を得られ、早期からの積極的なリハビリテーションが可能となります。

短下肢装具

短下肢装具は、膝から下、特に足首を覆う装具で、長下肢装具でのリハビリ後に、退院後の生活に合わせたサポートが求められる場合に使用されます。この装具は、日常生活における足の動きを補うことを目的としており、患者様の状態に合わせて種類を選定しています。

ブレースカンファレンス

当院では、患者様一人ひとりに適した装具を選ぶために、「ブレースカンファレンス」という話し合いの場を設けています。医師、義肢装具士、担当リハビリスタッフ、リハビリ装具員、患者様やご家族様が一堂に会し、それぞれの視点から装具について話し合い、最適な装具を選定しています。ブレースカンファレンスを通じて、患者様のご意見や同意を反映し、各専門スタッフが協力して装具の提供を行っています。

装具難民の問題と当院の取り組み 

近年、「装具難民」という言葉がリハビリ業界で話題になっています。装具難民とは、装具が必要であるにもかかわらず、適切な装具が提供されていない方々のことを指します。適切な装具がないことで、装具を着用できなかったり、装具が原因で足に傷ができることもあります。当院では、地域における装具難民の問題に真摯に取り組み、患者様がより良い生活を送れるよう、装具員をはじめとするスタッフ一同がサポートに努めています。

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