医療保険制度でカバーされる心臓リハビリ(制度上は「心大血管疾患リハビリテーション」として定義されています)の対象疾患は、以下の通りです。
心筋梗塞、狭心症、心臓手術後、大血管疾患(例:大動脈解離、解離性大動脈瘤、大血管手術後)、慢性心不全、末梢動脈閉塞性疾患(動脈硬化により下肢の血管が狭くなり、歩行時に痛みが発生する病気)、および経カテーテル大動脈弁置換術が含まれます。
これらの疾患を対象に、通常は心臓リハビリの開始から150日間、健康保険の適用を受けることができます。例外的に、医師がリハビリの継続が必要であると判断した場合には、この150日を超えても保険が適用されるケースがあります。