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この度、12月12日、26日に、関連病院の感染管理認定看護師をお招きして「新型コロナウイルス感染症5類移行後の感染対策について」の研修が行われました。
コロナウイルス発症時、物品の設置や病室への入退室時や転室時等戸惑うことが多々ありました。
今回研修を受け、5/8以降はケアレベルに応じた物品の使い分けの重要性や、必要な物品が何かを理解し設置することを再認識しました。
また廃棄時には感染性廃棄物の判断フローを、バイオハザードマークでは表示の意味を理解することで、対応状況による廃棄BOXの使い分けや、使い分けによるコスト削減につながると考えます。
今回の研修を受け、一人一人が感染対策を理解し、実践していくことが大切だと考えました。
感染委員メンバーとしてスタッフへ指導、教育を行っていきたいと思います。
看護師 井上智子
新小文字病院で皮膚・排泄ケア認定看護師をされている大谷純子 様より、「フットケア」の実技を交えた講義をしていただきました。
足のトラブルである「靴ずれ・傷・たこ・魚の目」などは、神経障害のため患者さん自身が気付きにくく、治りにくい、さらに感染しやすいことから悪化に繋がり、靴の選び方や中敷きのサイズ、歩き方や正しい姿勢での歩行という項目の全てがフットケアに関連していることを学びました。
また、糖尿病性足潰瘍、動脈性・静脈性下肢潰瘍についての原因や処置方法、疼痛緩和についての講義を受講し、足浴と爪切り、弾性包帯の巻き方を実践し、正しい方法を学ぶことができました。
正しく行うことが出来なければ、患者さんに痛い思いや辛い思いをさせてしまいます。
入院生活を少しでも穏やかに過ごしていただき、治療やリハビリを積極的に受けていただけるように、今回学んだことをスタッフ間で認識の共有ができるよう、そして、全員でよりよい看護ケアが提供できるようにこれからも関わっていきたい、と改めて考えさせられる講義でした。
看護部 看護師 副主任 小笠原里砂
福岡和白病院で慢性心不全看護認定看護師をされている寺戸勇介 様より、「心不全における療養指導について」講義をしていただきました。
講義では、実際に入退院を繰り返している患者さんの事例をもとにディスカッションを行いました。
心不全の患者さんの抑うつ合併症は10~60%であり、うつ自体が心不全の予後に影響を及ぼすこと、食事については、塩分の「制限」ではなく、減塩の「工夫」を行うことが大切であることを学びました。
さらに、患者様の生活スタイルや家族関係など、まずは情報収集をし、スタッフ間で共有する必要があり、収集した患者様情報から看護上の問題を導き出し、個別指導へと繋げ、心不全増悪をできるだけ防ぎ、入退院を繰り返させない看護ができるということを学びました。
看護部 看護師 副主任 小笠原里砂